これは自分にとって本当に画期的な、生活が変わるくらい素晴らしい製品でした。
生活が変わるというのは大袈裟に聞こえるかもしれませんが、初めて絵を描こうと思った19際の時から30数年、僕はずっと出先で手軽にちょっと絵を描きたい、と思い続けていました。
でも軽くてコンパクトで準備が不要で後片付けの手間がなくて、こぼしたり倒したりの心配がなくて、手や服を汚す心配もなくて、でも残しておきたいと思えるくらいのクオリティのものは描きたい、というわがまますぎる要求を満たすスーパー便利な画材がなくて、ずっとモヤモヤしてきました。コンパクトな水彩セットとか、小さい色鉛筆とか、果てはスタイラス付きのスマホまで買いましたが、これだ、といえるようなものはありませんでした。
そんな時に、だらっとAmazonを見ていてなんとなく気になって買ってみたこれが大当たり!これでよかったんや……。
呉竹 筆ペン 水性 クリーンカラー リアルブラッシュ ウォームグレイ 6色 RB-6000AT/6VC
今のところウォームグレイ6本セットを使っていますが、いろいろ買い揃えたくなりました。本当に手軽にちょっとスケッチができて、使っている水彩紙との相性も良かったのかもしれませんが、適度に混ざり合い、適度にエッジが立って、絵の深みが倍増します。1300円くらいですので、絵に興味のある方はぜひ試して、感想を聞かせて欲しいです。
……と書きながらもう待ちきれなくて、ポートレートカラー6色セットとペールカラー寒色6色セットを買ってしまいました。18本になると、ちょっと持ち歩く、には多すぎな気もして、そこから10本くらいを選んで普段使いにしています。
何枚か描いてみて、自分には、モノトーンのセットがあっている気がしてきました。色をまとめるセンスがない、というのもありますが、色を混ぜたり、色を重ねて暗くしたり、といった作業が、自分が使っている水彩紙ではあまりうまくいかない、というのが主な理由です。グレーだけだと一色塗って隣に別な色を塗れば、本当に上手く輪郭が馴染んでいい仕上がりになるのですが、違う色同士を隣接させたり重ねたりすると、ちょっとコントロールが難しくなります。
明度だけのコントロールなら、明度の違う6本のグレーのペンで塗り分けていけば大体うまくまとまるのですが、カラーが入るとそこに色相と彩度のコントロールが必要になって、塗りまぜとか塗り重ねができないと、ちょうどぴったりの色、というのがなかなか作れないです。
そこまで凝った絵を描くなら、普通に水彩絵の具の方がもしかしたら楽かも…という気がしてきて、気軽なスケッチならウォームグレイ6色で十分、というところに落ち着きました。クールルグレイでも多分いいと思いますが、モノトーンは深みがあって本当にとても素晴らしいです。
最終的に、グレイ6本に+オレンジ系、青系、緑系の淡めのペンを数本持つ事にしました。ついでに同じく呉竹の漫画用のしろ筆ペンを持って、修正やハイライトに使っています。淡い色は、グレイだけだと寂しい時や、明確にワンポイント色が欲しい時などに一色足す感じで使っています。
そんなわけで今までずっとやりたいと思いつつ、面倒だったり苦手意識があったりで手を出せずにいた、日常を切り取るようなスケッチが気軽にできるようになりました。どこまで続くかわからないですが、手帳習慣と合わせて、楽しくやっていこうと思います。
実際の制作動画です。こんな感じに簡単に塗れます。ぜひご覧ください。
もしかすると、水彩紙以外の紙だともう少し混色が楽にできるかもしれなくて、その辺りも試して、うまくいったらまた記事にしようと思います。
呉竹 筆ペン 水性 クリーンカラー リアルブラッシュ ウォームグレイ 6色 RB-6000AT/6VC
呉竹 筆ペン 水性 クリーンカラー リアルブラッシュ クールグレイ 6色 RB-6000AT/6VB
呉竹 筆ペン 水性 クリーンカラー リアルブラッシュ ポートレートカラーI 6色 RB-6000AT/6VD
呉竹 筆ペン ZIG クリーンカラーリアルブラッシュ 6色 ペールカラー 寒色系 RB-6000AT/6VH
トラベラーズノート リフィル 画用紙 レギュラーサイズ 14444006
ミドリ トラベラーズノート リフィル 水彩紙
コメント